スパイダーマン ホームカミング
〇評価【☆5】2019/2/17
〇冷静な振り返り
私のまとめとしての時系列的にはおかしいのですが、どうしても一番にこの作品を載せたかったので書いちゃいます。というのも、私が洋画に興味を持ったのがこの作品だったのですよ。主演のトム・ホランドくんかわいいですよね……。完全に主演の子目当てで見始めたらすっごく面白くてここからマーベル作品を見返してみたり。
個人的にはヒーロー映画というよりファミリー映画だと思っています。“憧れのヒーローに認めてもらいたい少年”と”自分が感じているようなヒーローの責任の重みから子どもを守りたい大人”のすれ違いが物語の核なんじゃないかと。唯一の希望と永遠の憧れ。失い続けてきたトニーからすれば、これほど素直に慕ってくれるピーターに情が移らないわけないですからね。後々まとめると思いますが、それはEGやFFHでも明らかです。
反対にピーターはヒーローになりたてでまだ浮き足だっている様子。自分はもっとできるのに! スタークさんは子ども扱いばっかり! と地団駄踏む様子がまさにティーンの少年そのもの。アクションの迫力だったり人助けのシーンは確かにヒーロー映画なのですが、やっぱりピーター・パーカーの成長物語というところにピントが当たってしまう気がしますね。
〇ノートに書き殴っていた感想(ネタバレ有)
あ゛~~かわいい~~~~!!!! 自撮りシーンのかわいさも最高だけど、その後のトニースタークとの親子感がかわいくてかわいい。連絡待ってるピーターもかわいいんだけど、チュロスもらったことまで律儀に報告してるハッピーが私は好きです。
ピーターが一生懸命な子だから空回りしたり大人に認めてもらえないのが可哀そうで……。ネッド優秀すぎない? 一人で見てました……エロ、動画……。今回のフラッシュなんか小学生男児みたいでむしろ憎めないよね。
カレンとピーターの会話がとっても微笑ましい。エンジニア? というか科学者は機械に名前付けるの好きなの?
スタークさんの説教が本当に父性あふれてて善き。「誰かが死ねば君の責任になる。君が死ねば……僕の責任になる」て言葉がこれまでのトニーの人生観というかトラウマを表していて切ない。ここからIWのことを考えると……。(これを見た当時は知らなかったのですが、トニー自身『アベンジャーズ』でキャップに「スーツ無しでは何もできない」と言われているんですよね。マーベルさんの粋な計らいなのでしょうか。)2人とも父としても息子としても不慣れな感じで最高に好きなシーンだし、「クビになっちゃった」って言うピーターが捨てられた子犬すぎて辛い。
その後の日常パートはめちゃくちゃかわいかった。かわいいしか言ってない気がするけど、ほんとにかわいい。このまま物語終わっちゃうのかと思った。リズに想いを打ち明けるシーンはこっちがドキドキしてしまうくらいいじらしくて、なんというか、幸せそのもの…………からのパパですね。BGMが無くなる演出が憎いほど絶望感を煽ります。パパも根っからの悪人かというとそういうわけでもなく、まあいい人ではないけど、家庭にいる時には至極普通の父親なんだなあと。”家族の為なら何でもする”を体現した感じなのかな。
瓦礫につぶされながら「助けてよ!」って泣き叫ぶシーン、演技が上手すぎて本っっ当に辛いし泣きそうになった。最初は”スタークさんに認められたい!”だったのが”親愛なる隣人”として大いなる責任を果たす成長物語。
2回見たけどあと5回は見れるし、見ても多分同じこと言う。(実際この後10回は見ました。これからも見ます。)